2016-01-01から1年間の記事一覧

銃によるテロをなくすには

6月12日未明、アメリカのフロリダ州のナイトクラブで男が銃を乱射し、49人が死亡、53人が負傷しました。銃によるテロでは史上最悪であり、テロ全体で見ても、9.11に次いで犠牲者の多い惨事となりました。 犯人はISに忠誠を誓っていたと伝えられ…

死ぬまで求道

大リーグ・マーリンズのイチロー選手が6月16日、通算4257安打目を放ち、ギネスブックにも認定されました。 イチロー選手は日本で首位打者になりましたが、それからアメリカに行くときに、「首位打者になってみたい」と言ったところ、笑われたそうです…

核廃絶までの道のり

5月27日、オバマ大統領は、現職のアメリカ大統領として初めて、被爆地・広島を訪れました。 広島訪問の理由を「閃光と炎の壁が都市を破壊し、人類が自らを破滅させる手段を手にした。私たちは、そう遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力に思いをめぐらす…

生き甲斐を酒にたとえると

元プロ野球選手だったタレントが、覚せい剤所持で逮捕され、ファンに衝撃を与えました。裁判の結果、懲役2年6カ月執行猶予4年の有罪判決が言い渡されています。 裁判で「現役時代はストレスや不安を野球で解決できたが、引退後は解決方法をなくし、薬物に…

不倒の仏地にたつ喜び

4月は14日、16日の連続して熊本で震度7の地震が発生しました。 日本にとって、この20年は、地震の20年でした。 21年前、平成7年(1995)には、思ってもいなかった阪神・淡路大震災が起きて、6400人の方が犠牲になっています。 さらに10年…

科学も医学も幸福になるため

3月に、人工知能「アルファ碁」が世界のトップ囲碁棋士イ・デドル9段を、4勝1敗で下しました。 今後、人口知能は、自動運転や、医師の診療の補助など、様々な分野での応用が期待されています。機械が運転したほうが、人間よりも事故が減り、機械が診察し…

テロ対策を水面に描いた絵に終わらせないために

昨年11月14日に、パリで同時多発テロがあり、コンサートホールやサッカー場で120以上の人が犠牲になりました。ヨーロッパ全土で、厳戒態勢が取られていたにもかかわらず、4か月後の3月22日、ベルギーの空港と地下鉄の駅を狙ったテロで32人が死亡、3…

仕事が人生の目的か

シンクタンクの予想では、日本では20年以内に、労働人口の半分の仕事が、機械に置き換えられるそうです。 人工知能やロボットに、仕事を奪われる心配は、世界的に高まっています。 もし、働かなくても食べていける世界になったら、「生きるために働く」と…

アインシュタインのメッセージ

MITなどの研究チームが、人類初の「重力場」の観測に成功した。二つのブラックホールが衝突して生じた波が、13億年かけて伝わってきた、その微細な波をキャッチしたという。 驚くべきは、すでに百年前から、アインシュタインがその存在を予言していたこ…

老人ホーム転落死事件

川崎市の老人ホームで、3人の高齢者が転落死した。職員だった23歳の男が逮捕され、3人の殺害を認める供述をしている。そんな殺され方はしなくても、邪魔者扱いされ、何のための人生かと嘆いている人は、少なくないだろう。人間に生まれたのは、人間に生…

たとえ宇宙に飛び出しても

人類が火星に住む日 リドリー・スコット監督、マッド・デイモン主演の『オデッセイ』が公開されました。火星に一人、取り残された宇宙飛行士が、救助が来るまで、資源も空気もない火星で生き抜く姿を描いた、サバイバル映画です。 これは、もはやSF映画だ…

やがて死ぬのに、なぜ生きる

老化防止の薬としては、世界初の臨床試験に、アメリカ食品医薬品局がゴーサインを出しました。この薬で、120歳まで生きられるという専門家もいます。 その薬は、糖尿病を治す「メトホルミン」という、一般的な薬です。メトホルミンには、糖尿病の治療以外…