2013-01-01から1年間の記事一覧

子供に広がる美容整形

「整形大国」といわれるほど、美容整形がさかんな韓国では、女子中学生や高校生にまで、整形願望が広がっているという。もちろん、整形手術は子供には手が届かないが、自分でできる整形グッズが売られている。例えば、まぶたを閉じれなくして、二重まぶたに…

地震が恐い本当の理由

首都直下地震の対策を検討してきた国の有識者会議は12月19日、マグニチュード7クラスの地震で、死者は2万3千人に上るだろうと発表した。マグニチュード7の地震が30年以内に起きる確率は、70%とされている。今回は初めて、M8の地震についても…

無くならないストーカー被害

11月27日夕方、千葉県市川市の路上で22歳の女性が男に刃物で刺されて死亡した。犯人の男は、元交際相手で、復縁を迫って被害者の自宅まで押しかけ、警察から口頭で注意されていたという。 「欲」が妨げられると、「怒り」の心が燃え上がる。すべての犯…

恐ろしいのは無常の風

11月8日に、巨大台風(台風30号)がフィリピンを襲い、犠牲者は3600人を越えた。90万人が家を失い、被災者は1180万人に達しているという。しかも、これから何十年にもわたって、もっと大きな台風が数多くやってくると予測されている。 気候変…

食品偽装は氷山の一角

レストランなどで、メニューの表記と異なる食材が出されていたことが、各地で発覚している。大阪に端を発した「偽装」騒ぎは、一気に全国に拡大した。本を正せば、一円でも多く欲しいという、欲望が原因であろう。マスコミで騒がれている事件は、われわれの…

復讐の闇

復讐の依頼をネットで受け付けていた「復讐代行サイト」が10月23日、全国で初めて摘発され、運営責任者が名誉毀損の容疑で逮捕された。逮捕容疑は、広島の会社員を中傷するウソのメールを、建築関係会社のサイトに十数回にわたって送ったというもの。依…

延びた命で何をする

「人類史上始めて150歳まで生きる人は、すでに生まれている」と、プルデンシャル保険は広告で言い切った。 研究者の中には、現在、二十代の人のほとんどが、150歳以上まで生きるだろうと主張する人もある。それどころか、人類はやがて「老化」を治療し…

なぜ人命は地球より重い

「人身受け難し、今已に受く」(釈迦) 人間に生まれることは、難しい中にも難しい。その有り得ないことが今、有ったのだから、どれだけ喜んでも過ぎることはないと釈迦は説かれる。 現在、地球上の生物は三千万種。そのうち蟻だけとっても、その数は人類の…

何のための慰霊か

毎年、8月になると「慰霊祭」が努められる。「慰霊」とは「霊を慰める」ことだが、もし死んだ人が極楽に往って幸せになっているのなら、慰める必要はないのではないだろうか。 一体、死んだ人は今、どうなっているのか。墓の下にいると思うから、暑い中でも…

先祖の姿は自分の姿

毎年お盆になると、墓参りや先祖供養をするのが定例だ。 「先祖」といったら尊いものと信じられているようだが、親鸞聖人の人間観は異なる。 「先祖」とは、言い換えれば「親」である。「私」という人間が生まれたのは、二人の親がいたからで、その父母にも…

盛者必衰のことわり

1970年代から車産業の発展とともに栄え、世界に名をとどろかせたデトロイト市は、車産業の衰退とともに荒廃し、とうとう7月18日に破綻した。負債総額180億ドル(約1.8兆円)は、自治体では米史上最大という。 日本車に押されて、アメリカの自動車産業が後…

火宅無常の世界

7月6日、カナダのケベック州で、原油を載せて停止していた列車が、運転手不在のまま動きだし、丘を下って速度を増して脱線、繁華街に突っ込んで爆発、炎上した。町の6千人の住民のうち、2千人が避難したという。燃える暴走列車が、町を破壊しながら突進…

絶対に裏切らないまこと

クレイグ・ゾベル監督の映画、『コンプライアンス 服従の心理』が日本で公開された。 ケンタッキー州のマクドナルド店でおきた、実話に基づいている。映画の中では、中年女性の店長サンドラに、「ダニエルズ」と名乗る警察官から一本の電話が入る。店に勤め…

いかほど深き欲の穴

アップルのCEO(最高経営責任者)ティム・クック氏が5月21日、アメリカの上院公聴会で、課税を避けていると厳しい追及を受けた。クック氏は「払うべき税は払っている」と主張し、複雑な税制が悪いと反論している。海外に子会社を作る節税は昔からある…

「摂取不捨の幸福」こそ人生の目的

CEO(最高経営責任者)といっても、一寸先は闇である。 アップルストアの生みの親ロン・ジョンソンは、アメリカの大手百貨店JCペニーに実績を買われ、2011年11月、JCペニーのCEOに就任した。ところが、アップル流経営が裏目に出て急減、一年…

手術では無くせないリスク

ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが5月14日、ガン予防のために両乳腺を切除する手術を受けたことを発表した。遺伝子検査の結果、乳がんのリスクは87%と告げられたジョリーは、悩んだ末、子どもたちのために、リスクを5パーセントに下げる手術…

大宇宙の宝と一体になる

米イェール大学などの研究グループが、40光年先にある「かに座55e」という惑星が、ダイヤモンドと黒鉛で覆われていることを明らかにした。この惑星は直径が地球の2倍、質量は8倍ある大きな惑星だが、ダイヤモンドは惑星の質量の3分の1以上を占めるとい…

「生きろ」の前に大切なのは

宮崎駿監督の新作映画『風立ちぬ』が、7月20日から公開される。キャッチコピーは、「生きねば。」。 いつの時代も、「生きよ!」「生きよ!」というメッセージが待望されているようだ。 生きねば!と励ますのは、それだけ生きるのが大変だからであろう。 …

さるべき業縁の催せば

2011年3月15日に、シリアのアサド政権に対する蜂起が起きて丸2年、内戦は激化する一方で、解決の目処は立たない。 自国民を虐殺するバシャル・アサド大統領は決して、最初から怪物だったのではない。もとは眼科医を目指してイギリスのロンドン大学に留学し…

人類究極の願い

●臨終の心を聞かれたら? ベネズエラの元・大統領チャベスが3月5日、病に倒れた。かつてブッシュ大統領を「悪魔」呼ばわりした反米のカリスマも、死の床では「死にたくない。お願いだ、死なせないでくれ」と懇願したいう。 人間、生まれたからには、必ず死…

人命は地球より重い

2009年、オバマ大統領はノーベル平和賞を受賞した。しかし、オバマの指令により、テロ対策の名の下に、無人戦闘機による暗殺が続けられている。ミサイル攻撃で巻き添えになった民間人を正確に把握することは、不可能に近い。どんな基準で、誰が殺された…

あわや隕石衝突

2月15日、直径17メートル、重さ1万トンの隕石が秒速18キロで大気圏に突入し、ロシアに落下した。地表から約20キロの地点で爆発したからよかったものの、放出されたエネルギーは、広島原爆の30倍という。 23年後の2039年には、直径300メ…

幸福のジレンマ

世界的ベストセラーとなった、ケリー・マクゴニガル著『スタンフォードの自分を変える教室』の中で、著者が「かんたんな答えはありません」と告白している、難問がある。 欲望を、どうするかという問題だ。コマーシャルは、たくみに欲望をかきたてるが、いざ…

生きる力の源

スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガルの講義を書籍化した『スタンフォードの自分を変える教室』は、世界的ベストセラーになっている。 意志の力を強めるための戦略が、いくつも紹介されている。 その一つとして、「なぜ」を考えることが勧めら…